
学校からのお知らせ

1月20日(木)、3年生を対象に保健講話が開催されました。
この講話は毎年、日出町の自殺防止対策事業の一環で、日出町と共同で実施をしています。
まもなく卒業を迎える3年生が、新しい環境へと旅立つ前に、「こころの健康」を保つための知識や行動について学んでもらうことを目的としています。
はじめに、日出町役場保健師 福本まゆみさんより、現在の日本と大分県における自殺の現状とその支援方法(ゲートキーパー※¹)についてお話をしていただきました。
そして、メインの講話では、大分市にある河村クリニックで作業療法士をされている 八谷 隆之先生 をお招きしました。
八谷先生は、河村クリニックで依存症の方の回復支援や、社会で働く方々へのメンタルヘルスに対する支援をされています。
講話では、ご自身の体験談をもとに、メンタルがダウンしてしまう原因やその後の回復方法などを、分かりやすくご説明していただきました。
講話の中で、生徒が「人と比べない」「自分自身にエネルギーを使う」「自分は自分でよい」といったメッセージに深く共鳴している様子が、感想に書かれていました。
コロナ禍という事で、メンタルヘルスの重要性がさらに高まっている中、講話の内容を少しでも胸に留めてもらうことが出来たらと思います。
※新型コロナ感染症が増加している中ではありましたが、若年層での自殺率の増加に対する支援が急務であることを踏まえ、感染防止対策を行ったうえで、集合形式で実施を行いました。
※¹ゲートキーパーとは…自殺の危険を示すサインに気づき、適切な対応(悩んでいる人に気づき、声をかけ、話を聞いて、必要な支援につなげ、見守る)を図ることができる人のことで、言わば「命の門番」とも位置付けられる人のこと 厚生労働省HPより
八谷先生の活動内容の紹介 youtube 「フクシの未来デザイン研究所」 https://youtu.be/YEYjQMZEQwU
厚生労働省:こころの健康相談統一ダイヤル 0570-064-556
大分県 :大分いのちの電話 097-536-4343
日出町 :福祉対策課 0977-73-3126