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学校からのお知らせ

実績/活動紹介 - 里帰りセミナー -
2011年02月28日
卒業生が学校を訪れ、後輩たちを前に、高校時代のこと、苦しかったこと楽しかったこと、危機をどのようにして乗り切ったか、苦い現実をどう受け止め、どのようにして夢を実現させたか、卒業してからのこと、社会人として求められること、これから先のことなど、自分の体験をもとに話をしてくれます。
 押しつぶされそうだった時期を何とか乗り切り、卒業後も目標目指して頑張っている先輩がたくさんいます。その頑張りの延長線上で、会社を興し、その発展に勤しんでいる先輩、単身外国に渡り、そこで成功を掴んだ先輩。大工定時制の卒業生は国内外・各界各領域で活躍しています。

 

先輩から後輩へ

★現在大学で学ぶ棚原先輩

 全日制普通科進学校で勉強漬けの毎日。吐き気やめまいから始まり、とうとう朝布団から起き上がれなくなってしまった。そんな苦しい全日制高校時代のことから語ってくれました。
 このままでは駄目だと心機一転、大工定時制に入学し直したけれど、辛いことは続きます。病気と闘い続けた母親を亡くした頃は、気力が戻らず「もう駄目かも」と思ったことも。また、大学進学を決意した直後、父親の経営する会社が倒産した時には、目の前が真っ暗に。
 でも、そんな時、家族や親戚そしてクラスの仲間たちが支えてくれた。みんながいなかったら、きっと潰れていただろう。家族や仲間ほど有り難いものはない。
 自分を支えてくれた人たちのためにも、これからも頑張っていこうと思う。仲間がいれば、また夢を持ち続ければ、どんな困難だって乗り越えていける。だから、君たちも苦しさに負けずに頑張って、幸せを、そして夢を掴んでほしい。
 そんな先輩の思いが胸に響いた講演でした。  

 

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★鉄鋼会社勤務の後藤先輩

 中学校までは学校に行った覚えがほとんどなく、そんな自分を入学させてくれた大工定時制がとてもありがたかった。だって、分数は当然のこと、九九さえ知らなかったのだから。合格できたことさえ信じられないくらいだった。
 そんな話から始めた後藤先輩でしたが、彼は4時間目(20:30~21:15)の授業が終わっても、警備員さんに注意されるまで教室に残って数学の質問を続けるような生徒でした。「こんな楽しい学校はないです!」と心底嬉しそうにしゃべっていた在学中の彼の姿は印象的でした。
 一度怪我で休んだ以外は、4年間無遅刻無欠席を通しました。入学当初から勤めていた鉄工所に卒業と同時に正式採用されましたが、仕事の方も責任感が強くまじめでした。卒業式の日、会場で挨拶に立つ彼を、社長が大粒の涙で見つめていた光景が今でも忘れられません。
 木訥な彼の話は、後輩たちの胸に響いてました。勉強熱心だった彼が、卒業後も「もっと勉強しておけば良かったとほんとに思う」と言います。次の資格を取ろうと仕事が終わった後も勉強しているけど、「なかなか難しい」と言います。在学中と同じように目標目指し、ひたむきに取り組んでいる先輩だからこそ、その大変さが伝わります。

 大工定時制の卒業生には、共通する特徴があります。目標を定めたら粘り強く最後まで頑張れること。普通だったら、「そんなのは夢さ」と簡単に諦めてしまうような困難なことでも、実際にやり遂げてしまうところ。定時制の4年間を乗り越えた経験が、彼らを実に逞しい人間へと変えているのです。
 自らの人生を自らの力で実直に切り開きながら進んでいる彼の姿には、「プロの大人」「プロの社会人」といった形容が似合う格好良さがありました。

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