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学校からのお知らせ

「今」を生きる(校長から鶴高生へのメッセージ)
2020年03月05日

〇72回生(卒業生)、本当にありがとう!
君たちの笑顔に何度も助けられた。それは卒業式の日まで・・・。

式辞の際、壇上で思わず最後に出た言葉
「今を生きろ!」
明日や夢のために「今」を生きるのではない。
「今」を真剣に生きるため、夢や目標がある。
だから、夢は一つに絞らなくても良いと私は思う。
仲間や信じる人(もの)のため頑張れるのであればそれでもいい。
大切なことは「今」だ!

 3年の先生方を前にした72回生全員の中庭での校歌、
聞いている私の心を震わせ、そして確信した。
「君たちは大丈夫だ!」
不安定な現状、定まらない明日・・・それでも
君たちは真正面から向かって行ける。
72回生、卒業おめでとう。
「信じた道を、進め前へ!」


〇在校生諸君、
 君たちは今、 どんな「時」を過ごしているだろうか?
「いのち」について考えているだろうか。

2011年3月多くの学校で卒業式が中止になった。
東日本大震災、多くの命が失われ、時は戻せない事実を改めて認
知し、落胆し、祈ることしかできなかった。
私たちは多くの尊い命から何を学んだのだろう。

 一冊の本を紹介する。
 『時に海を見よ』
 卒業式が中止になった埼玉県の立教新座高校の渡辺憲司校長
の著書。(書名で検索すると学校のHPで前文が読める。)
大震災の現実をどのように受けとめるか、
大学に行く目的とは何か、渡辺校長は語る。

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  (前略)
 悲惨な現実を前にしても云おう。
  波の音は、さざ波のような調べでないかもしれない。
  荒れ狂う鉛色の波の音かもしれない。

  時に、孤独を直視せよ。海原の前に一人立て。
  自分の夢が何であるか。海に向かって問え。青春とは、
  孤独を直視することなのだ。直視の自由を得ることなのだ。
  大学に行くということの豊潤さを、自由の時に変えるのだ。
  自己が管理する時間を、ダイナミックに手中におさめよ。
  流れに任せて、時間の空費にうつつを抜かすな。

  いかなる困難に出会おうとも、自己を直視すること以外に
  道はない。

  いかに悲しみの涙の淵に沈もうとも、それを直視すること
  の他に我々にすべはない。     (立教新座高校HPから抜粋)
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 今の私たちに置き換えよう。
突然与えられた時間、孤独、そして自由。
支配(管理)するのは自分。
再度、みんなに問う。
「今、どのように時(いのち)をつかっているのか?」

 「一生はいつでも 一人ひとりが主人公のとっておきの舞台
 ずっと消えないスポットライト」
 卒業式の式辞でエール(君たちの想い)を届けた。

             別府鶴見丘高等学校長 姫野 秀樹