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学校からのお知らせ

平成27年度3学期終業式 校長式辞
2016年03月24日

 

おはようございます。今日で平成27年度の学校の教育活動が終わります。

この1年間、別府青山と別府翔青の別なく一体感、連帯感を持って高校生活を過ごすためには生徒会活動と学校行事、部活動の活性化と考えてきました。生徒の皆さんが、先生たちと一緒になって力を合わせて、無事に1年が終わろうとしていることに感謝します。

 

3年次生は、来年度はいよいよ進路選択そして進路決定の時期になります。自分の適性を見つめ、それに到達するために何が自分に足らないのか考え、進路目標を設定し、それに向けて頑張ってほしいと思います。2年次生は、生徒会活動、部活動、学校行事などで中心となると同時に、進路決定にするに必要な力を蓄える一年になります。自分は何をしていくのかをよく考え、行動してもらいたいと思います。

 

さて、私たちは何かに取組んでいく上で、目標を立てています。この目標とは目的を達成する上の、通過点の達成の度合いをいいます。例えば、マラソンをしたとしましょう。完走してゴールする時のタイムを設定、あるいは順位を設定した時に、その結果を出すために、10キロ・20キロ・30キロ時点での通過タイム・順位もまた設定をして、その通過点での目標を達成した積み上げが最後の結果につながっていきます。

つまり、ゴールするタイム・順位は目的になり、その途中の経過が目標になるということです。しかし、人によっては、そのゴールのタイムや順位は目標に過ぎず、さらにその上位大会での好成績を目的にする人もいるでしょう。学校ではよく進路目標をいいますが、それは、君たちが高校卒業した時点での達成目標であって、その先にある目的が大切になるのです。

 

皆さんにイソップ物語の中の「3人のレンガ職人」の話を紹介します。

中世のヨーロッパのある街で、完成までに100年掛かるといわれる大聖堂が造られており、そこに3人のレンガ職人が働いていました。

その街を通った旅人が、1人の職人に何をしているのか尋ねたところ、「見ればわかるでしょうレンガを積んでいるだけですよ。」とぶっきら棒に答えたそうです。レンガを積むこと、それ自体に意味を見いだしていない職人だったようです。

その先にいた2人目の職人にも旅人は同じことを尋ねました。するとその職人は「レンガを積んで壁を作っています。この仕事は大変ですが、賃金が良いのでここで働いています。」と答えたのだそうです。

さらに行くと3人目の職人がいて、旅人は同じことを尋ねたところ、こういう答えが帰ってきました。「私は大聖堂を造るためにレンガを積んでいるんですよ。この大聖堂はやがて多くの信者の心のよりどころになるはずです。きっと多くの人がここに来て救われるでしょう。」と答えました。

それから10年経ち、1人目の職人は、10年後も同じように面白くなさそうにレンガを積んでいたそうです。2人目の職人は、「もっと条件のいい仕事があった」と言って、賃金は良いのですが、大聖堂の高い屋根にいて危険な仕事していたそうです。3人目の職人は、厚い信仰心があり自分から様々な知識や技術を覚えたことで、その大聖堂の工事の現場監督になり、やがて多くの職人を育てていった、と言う話です。

 

この話は、私たちに大切な事を教えてくれています。1つは、今自分が行っていることに自分なりの価値を見出すことの大切さ。2つは、やらされるのではなく、自分からやる気を出すことの大切さ。3つは、何を目的にしているのか、という意識の大切さです。

イソップ物語は、今から400年以上前に日本に伝わったヨーロッパの話ですが、現代の私たちに多くの示唆を与えています。私たち大人の日頃の仕事、君たち高校生が過ごす学校生活、その中での勉強、部活動などに置き換えてももらいたいと思うのです。

 

来年度、といっても直ぐに4月は始まります。4月になると1年次生が入学してきます、そして別府青山高校の最後の年になります。生徒のみんなと先生たちが一つになって、来年度、今年度以上に充実した1年になることを願って式辞とします。