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学校からのお知らせ

別府青山高等学校閉校式 校長式辞
2017年03月02日

青い山、青い海、青い空に包まれ、開校から53年間の永きにわたり、多くの方々から愛され親しまれてきた、この大分県立別府青山高等学校が、その歴史に幕を閉じようとしています。

 

本日、閉校式を挙行するにあたり、多くのご来賓の方々に、卒業式に引き続き、ご臨席を賜りました。心から御礼申し上げます。

 

この別府青山高等学校は、戦後のベビーブームによる高校生の急増に備えて設置され、1964年(昭和39年)4月に県立の女子高校として開校し、第1回入学式を別府市中央公民館で行いました。戦後の学制改革によって、多くの学校が男女共学になった中で、女性としての人間形成や、時代を切り拓く力の育成に重点をおいた教育が始まりました。ベレー帽をかぶり、ネクタイを締めるジャケットの制服は、当時としてはとても斬新であり、別府市民に少なからず衝撃を与えたと聞いています。

その開校から、本日の卒業生を含め、これまで本校を卒業した生徒の総数は、1万3764人を数えており、有為な人材として、大分県内のみならず、全国あるいは世界の各地、各分野で活躍をしています。

 

この53年間、本校は幾たびかの変遷を重ねてきました。1977年(昭和52年)には男女共学になり、別府鶴見丘高校との合同選抜が始まりました。1983年(昭和58年)からは、それに別府羽室台高校を加えた、3校による合同選抜になりましたが、1995年(平成7年)に、現在の単独選抜に戻っています。

その後、社会の変化、生徒の多様化、急激な生徒数の減少を背景に、特色・魅力・活力のある学校づくりを目指した「高校改革推進計画」が策定されると、それに沿って2007年(平成19年)から単位制普通科高校になり、生徒の多様なニーズに対応するために、生徒一人一人の進路目標や興味・関心に応じて授業を選択できる教育課程を編成し、これからの時代に求められる力の育成に向け、自ら課題を見つけ調査・研究をする探究学習にも力を入れてきました。

 

このように、社会の変化や時代の要請に応じて、本校の在り様は形を変えては来ましたが、いつの時代においても、自由な校風のもとで、明るく伸びやかに、別府青山高校の生徒たちは、それぞれの青春時代を謳歌してきました。

本校の背後にそびえる青い山々は、そうした青高生の成長を、気高く、優しく、見守ってくれました。眼下に広がる青い海原は、青高生の夢を、深く、豊かに、育んでくれました。

 

今年度を以って本校は閉校になりますが、開校以来、受け継がれてきた「明るく 強く 心温かく」の校訓、「教えるとは希望を語ること、学ぶとは誠実を胸に刻むこと」という教育理念、そして「自由の尊さを知ろう」「信頼の夢を持とう」「生命(いのち)の豊かさを知ろう」と呼びかける校歌は、本校を卒業した全ての者たちの心の中に、しっかり刻み込まれていることでしょう。そして、その言葉の一つ一つは、彼ら、彼女らの人生において、暗闇にある時は、自分の足元を照らす灯火(ともしび)となり、岐路に立たされる時にあっては、進むべき先の道標(みちしるべ)になっていると信じています。

その意味において、本校で学んだ者たちの、その胸のうちに、大分県立別府青山高等学校は、これからも在り続けるのです。

 

結びになりますが、別府青山高等学校にこれまで寄せられた沢山のご声援、本当にありがとうございました。本校を愛し、支えて頂きました全ての皆様に、深甚なる敬意と感謝を申し上げ、式辞と致します。

                                                     平成29年3月1日

                               大分県立別府青山高等学校

校 長   辛 島 信 昭