一人ひとりの輝く未来に向かって!

全日
普通科
|
商業科
|
グローバルコミュニケーション科
全日
HOME > 学校からのお知らせ > 平成30年度 第2回卒業式 校長式辞

学校からのお知らせ

平成30年度 第2回卒業式 校長式辞
2019年03月01日

平成30年度

 大分県立別府翔青高等学校 卒業式 

式 辞

                 

馥郁とした梅香る春、ここ 野口原にも確かな春の訪れを感じる季節となりました。校庭の木々は、小さなつぼみを膨らませ、春風は新たな一歩を踏み出す若者の背中を押すように柔らかく吹いています。

本日、ここに、防衛大臣 岩屋毅様代理 森裕二様、大分県議会議員 吉富栄三郎様をはじめ、多数のご来賓の皆様方のご臨席を賜り、「大分県立別府翔青高等学校 第2回卒業式」 を、盛大に挙行できますことは、本校にとってこの上ない喜びであり、心より感謝申し上げます。

ただいま、卒業証書を授与しました310名の皆さん、卒業おめでとう。心から祝福を贈ります。

皆さんは、平成28年4月本校に入学し、別府青山、別府商業、別府羽室台の三つの高校の伝統と学びの精神をしっかりと受け継ぎ、「自主誠心 進取創新」の校訓のもと、別府翔青高等学校 2期生として自分の夢の実現と社会への貢献を目指して学業や学校行事、部活動などに 全力で取り組んできました。

特に、皆さんの成長を強く感じたのは青藍祭でした。ビーコンプラザで行われた文化の部では三年生がリーダーとなり企画を立て、夜遅くまで準備し、運営を行い、探究学習の成果や英語スピーチ、文化部やクラスの発表はとてもレベルが高く充実したものになりました。さらに、体育の部では、1学期から実行委員会を立ち上げ、生徒一人一人が主体的に参加し、白熱した競技や各団の見事な応援合戦を繰り広げ、全校生徒が一体となった素晴らしい体育大会となりました。

また、学校目標である 「積極的に社会に参加する、責任と良識ある市民性の育成」 では、進路に向けた探究や日々の熱心な学習、バーチャル市役所や企業でのインターンシップ、英語や商業の各種資格取得、大学や各種団体が主催するコンテスト、ニュージーランドのロトルア市議会での交流会や国際交流ボランティアなど 意欲的な取組をし、多くの成果を残してくれました。

部活動においては、国際大会に出場したヨット部を始め、夏の全国大会には、100名近くの生徒がインターハイと全国総合文化祭に出場し、国体おいても上位に入賞するなど「チーム大分」の躍進に大きな貢献をしてくれました。

3年間の高校生活の中で、楽しいことだけではなく、苦しいことも悲しいこともたくさんあったと思いますが、やりきることでたくましく成長しました。その中で、生涯の友と出会い、青春の汗を流したことは人生の掛け替えのない財産になったことと思います。これも、自分を支えてくれた家族をはじめ、多くの方々のおかげで、今日の卒業式を迎えたのではないかと思います。

私も、39年前、この壇上で、卒業証書を頂きました。自分自身の高校生活は、決して華やかなものではなかったですが、その後の人生の中で高校生活が心の支えになったことが何度もありました。こうして、今年、後輩にあたる皆さんの活躍を間近に見ることができ、そして、卒業証書を贈ることができることに感謝と幸せを感じているところです。

さて、皆さんは、いよいよ4月から 母校を巣立って、各々の進路先に向かって旅立ちます。今年は、元号も変わり、新しい時代がやってくる大切な年になります。卒業という節目に皆さんに二つのことをお伝えしたいと思います。

一つ目は、『挑戦する心を忘れない』ことです。

現代は、変化の激しい時代と言われています。AIの技術の進歩、グローバル化の進展、価値観の多様化、世界人口が増加する中での日本の人口減少等々、社会構造や、地球環境も大きく変わろうとしています。

従来の常識が成り立たず、進路選択もその後の生活設計もとても難しい時代になっています。必要なのは正しい知識や技能を身につけることと、何事にも積極的にチャレンジし主体的に取り組むことです。

人生は学びと挑戦の連続です。パナソニックの創始者 松下幸之助は「失敗したところで止まっているから失敗になる。成功するまで続けていれば、それは成功になる」と言っています。一日一日 学びを続け、何事にも挑戦して、成長の機会を自ら用意することが大切です。

「できなかったは、やらなかったよりずっと価値がある」 「何かに挑戦した人にしかわからないことがある」 と多くの先人は伝えています。

二つ目は、『出会いを大切にする』ことです。

国際赤十字社を創設しノーベル平和賞を受賞したアンリーデュナンは、「人の幸せ」とは、「人に愛される 人に褒められる 人の役に立つ 人に必要とされる」 と教えています。私たちの生活は、関わりの大小はありますが、いつも、家族や友人、地域の人、日本国内だけでなく、世界の国々の人とのつながりの中で生活しています。世界の七六億人の中で、自分を変える、人生を変える出会いがたくさんあります。一つ一つの出会いを大切にして人生を豊かにしてほしいと思います。

皆さんの未来はこれからです。人生100年時代と言われている中、これからが本番です。何事にも積極的に挑戦し経験を積み、自分のできることを増やしていく。そして、その力を活かして、自己中心ではなく、世のため 人のため 社会で役に立つ人になってほしいと願っています。それが、自分自身の幸せにつながっていくのです。

おわりになりましたが、保護者の皆様に一言ご挨拶を申し上げます。本日のお子様のご卒業、誠におめでとうございます。本日の晴れ姿をご覧になり、お慶びもいかばかりかと御拝察いたします。私たち教職員が、こうして2期生の卒業を迎えることができましたのも、保護者の皆様の学校に対するご理解とご支援があったからこそであります。心より御礼申し上げます。ありがとうございました。

 

それでは、卒業生の皆さん、明日からは、立派な社会人です。この「別府翔青高校」の同窓生の一員として翔青の誇りと責任を胸に、しっかり頑張ってください。

春風や 闘志抱きて 丘に立つ (高浜虚子)

この素晴らしい生徒たちに出会えたことを感謝し、二期生の御多幸とご活躍を心より祈念して、式辞といたします。   

平成31年3月1日   

   大分県立別府翔青高等学校

校長 阿南 典久