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学校からのお知らせ

平成28年度2学期終業式 校長式辞
2016年12月22日

今年もあと残すところ10日となりました。今年を振り返って皆さんはどのような一年だったでしょうか。 

今年は、部活動やその他の活動で多くの人が活躍してくれました。こうした表彰という形はとらないにせよ、生徒のみんなが普段の授業や学校行事などに、前向きに頑張っている姿を見ると、嬉しくなってきます。特に3年次生はこの秋から冬にかけて、遅くまで志望理由書の作成や小論文、そして面接に取組んでいました。これから、まだ受験を控えている生徒もいます。センター試験に臨む生徒は65人居ると聞いています。この冬を乗り切って頑張って欲しいと思います。

話は変わりますが、皆さんは草木染というのを知っていますか。私達の衣服は、科学的な製法で作られた合成の染料が使われていますが、それに対して自然にある植物から染料を搾りだしそれを使って染めるのが草木染です。自然染料そのものはあまり綺麗なものではありませんが、染め上がると実に見事な色合いの織物ができます。

草木染の第一人者であり、人間国宝にもなっている、志村ふくみさんという人がいます。彼女は絹の糸をその自然染料で染めて、それを機織機で布地をつくる、そうした仕事をしている人です。

ところが、この志村ふくみさんでもなかなか出せない色があるのだそうです。

それは緑です。どうも色鮮やかな緑色の植物の染料は、そのまま直接に糸を緑色に染めることができないらしいのです。なんとも不思議な話です。

植物から染料をとりだして、それを直接につかっては緑色を出せないのと同じように、私達人間も、どこかの誰かの良いところを抜き出して、それを真似して同じ人間になれるのかというと、そうではない。

学校も同じですね。どこかの学校の良いところを、そのまま真似しても決してうまく行かない。

私たちが、普段から何気なく過ごしているこの学校の空気、匂い、人の声、そして当たり前に行われている学校生活の営みは、この学校だから生まれたものなのです。

皆さんの日常の、勉強や自分の進路目標に向かって行く姿や部活動に打ち込む姿、そして友達と楽しそうに語り合う姿、そうした、その学校の自然な日常の風景や雰囲気を、皆さんと私達教師が一緒になってこれからも続けていくことが、大切なことではないかと思うのです。

当たり前のこと、と言ってしまえばそれまでですが、当たり前のことを大切に続けていく事の意味を考える、そうした冬休みの過ごし方も良いのではないかと思い、このような話をしました。

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