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学校からのお知らせ

第70回卒業証書授与式
2021年03月02日

3月1日(月)

第70回卒業証書授与式が挙行されました。

晴れの日を迎えたのは72名の3年生、新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から在校生及び来賓等の出席を見合わせ、教職員と保護者で旅立ちの時を見届けました。

1組入場  2A入場  2B入場

式では、まず卒業生一人ひとりに佐藤秀信校長から卒業証書が手渡されました。生徒は、各担任から呼名に応じ、しっかりと大きな返事で応えていました。

受領1  受領2  受領3

 

佐藤校長からは式辞の中で、「無限の可能性を持つ皆さんの未来が「喜び」にあふれるものとなること、そして、あなた方自身が多くの人々に夢と希望を与える存在に成長してくれることを、私は心から祈念しております。」と卒業生へ向けて激励の言葉を述べられていました。

式辞  第70回式辞全文.pdf

 

岡 光璃さんが、卒業記念品(業務用シュレッダー)の目録を佐藤校長に手渡しました。

記念品贈呈  記念品

 

在校生の送辞は書面での配布となりました。

 

最後に、卒業生の思いを代表して岸川茉矢さんが、答辞を行いました。

本当に充実した3年間を過ごし、かけがえのない仲間との友情、そしてこれからも強く結ばれていく絆を感じる答辞でした。

 

退場していく卒業生の姿は、その一歩一歩が子どもから大人へ変わっていくように感じられ頼もしく思いました。心から彼らの幸せを祈ってやみません。

卒業式

 

式後、生徒たちの最強のサポーターであった保護者を代表して、河野悦子様が教職員に謝辞を述べられました。

また、永松かおり3学年主任から、保護者に対し感謝の挨拶があり、すべてを終了しました。

保護者代表  学年主任

 

 

以下に、岸川茉矢さんの答辞全文をご紹介します。答辞

答辞

 四方を山々に囲まれ、さわやかな朝霧が立ち込める、この自然豊かな安心院後にも、柔らかな日差しが降り注ぎ、春の訪れを感じます。

 この佳き日、私たち七十二名は、安心院高校三年間の課程を経て、卒業いたします。本日は新型コロナウイルスによる規制がある中、私たちのために、このような心温まる「卒業式」を挙行してくださり、誠にありがとうございます。

 三年前に真新しい制服に身を包んだ入学式、友と一緒に自分の教室を探したことを覚えています。すぐにみんなと馴染めるのかとても不安でしたが、三年後の今、充実した高校生活を送ることができて、とても嬉しいです。

 新しく出会った仲間と活動した九重での二泊三日の「教育合宿」。集団行動や五分前行動など、社会性を身につける第一歩となりました。また、五月の「体育大会」では、たくましい先輩方の姿に圧倒されました。そして、九月の「けやき祭」では、全校が一体となり、盛大に盛り上がりました。ステージ発表では、クラスで意見がぶつかり合うこともありましたが、劇が完成していく中で自然と全員が打ち解けることができました。何もかもが初めてだった一年生、楽しかった毎日があっという間に過ぎました。

 学校生活にも余裕ができ、自分の将来に向き合い始めた二年生。授業はコースに分かれ、放課後や空いている時間を見つけては、「資格取得」に向け勉強に励んだ日々が思い出されます。また、外国人留学生に安心院・院内地域の多くの魅力を英語で伝えた地球未来科の「ゴールデンツアー」。日本の文化を共に楽しみ理解し合ったあの時間は、とても貴重な体験でした。そして、期待で胸がふくらんだ四泊五日の「修学旅行」。飛行機が離陸した瞬間にみんなの大きな歓声が上がりました。東京スカイツリーと浅草を歩いた一日目。普段見ることのできいない大都市東京の景色は刺激的でした。グループごとで計画して都内を歩き回った「自主研修」。働くことのすばらしさを学んだ「ディズニーアカデミー」。これらの体験の数々は、忘れることのできない思い出となりました。

 全ての事に「最後」という言葉がつくようになった三年生。コロナ禍で約二か月間臨時休校になりました。今思えば、この二カ月の臨時休校が私たちの絆を強くし、一人ひとりが残された学校生活をより良いものにしようと考えるようになりました。私も生徒会長として、できるかぎりのことをやり遂げようと決心しました。そして、その思いが実った「けやき祭」「体育大会」「クラスマッチ」。始あごの行事はどれも三年生全員が輝いていたと思います。また、進学や就職活動では、一人ひとりが自分の進路決定に向けて真剣に努力しました。試験に対する不安と緊張、そして、合格の喜び、すべてを仲間と共に分かち合うことができました。

 この三年間、先生方には多くの迷惑をかけてしまいましたが、私たちはとても成長したと思います。先生方はいつも私たちと真剣に向かい合い、優しく厳しくご指導してくださいました。先生方のおかげで心の強さや思いやりの気持ちを知ることができました。本当にお世話になりました。

 そして、今まで育ててくれた「家族」。私は少し生意気な子どもでしたが、家族の背中を見てずっと育ってきました。偉大なその背中は私の支えでもあり、目標でもありました。学校で辛いことがあったときも、家で待ってくれていた家族のおかげで、こうして毎日学校に通うことができました。今までは気恥ずかしくて言えなかった感謝の言葉をたくさん伝えたいと思います。必ず立派な人間になります。十八年間本当にありがとうございました。

 三年間共に過ごした仲間。今こうして卒業するにあたり、皆さんと離れ離れになるのを心から寂しく思います。一人ひとりの個性があふれ、ユーモアのある仲間たちだったと思います。毎日の授業、昼休みでの友とのおしゃべり、音楽が流れる掃除時間、そんなかけがえのない日々を、皆さんと共に過ごすことができました。今まで本当にありがとう。

 さて、これから安心院高校を背負っていく在校生の皆さん、高校生活はあっという間に過ぎていきます。毎日を漫然と過ごすのではなく、将来の自分のために学校生活を有意義に過ごしてください。そして、安心院高校をさらに活気のあふれる学校にしてください。

 「できないことのために、できることまでできなくなってはいけない」

 私たちは多くの可能性を持っています。その可能性を自分で無くすのではなく、今だからこそできることを考えて、チャレンジしていきたいです。このコロナ禍の日常をどう捉えるかで、これからの生活が変わっていくと思います。今ある日常を「当たり前」だと思わずに、日々精進して、それぞれの目標に向かって歩みたいと思います。

 最後になりましたが、校長先生をはじめ、諸先生方、保護者の皆様、今日まで本当にありがとうございました。心からの感謝を申し上げ、答辞とさせていただきます。

令和三年三月一日

卒業生代表  岸川 茉矢